今週の言葉49-辻野秀人-
「出来ないと言わない」
「出来る」ことを考えそこから少しでも進んでいくようにしましょう。
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大晦日の日に「列島縦断LIVE景気回復テレビ」という番組を見ていました。他社と異なった取り組みで業績を上げている企業を取り上げていたのですが、その中に畳の株式会社TTNコーポレーションがありました。
畳市場はピーク時の半分どころか、4分の1ともいわれています。成熟市場から衰退市場に移行したといっても過言でもありません。
件のTTNコーポレーションは5年間で売り上げを5倍に伸ばし、販売枚数で全国トップに立ったそうです。急成長の理由は、国内唯一といわれる24時間営業です。真夜中でも客の指定した時間に畳を引き取り、オートメーション化を進めた工場で畳表を張り替えて朝までに再配達する、というもの。これに年中無休の飲食店などが、営業が終わってから翌朝までに畳を張り替えることができるようになり、注文が次々と増えていったそうです。
さらにダニやカビがつきにくいという「和紙畳」や、耐久性抜群の「樹脂畳」、イタリアのデザイナーも注目の「黒畳」など次々とオリジナルの畳を開発しているそうです。まさに「人の行く裏に道あり、花の山」を地で行っている様な話で、旧態依然の発想を転換させることで、逆境の中でビジネスチャンスを掴むことが出来るのだなと感じました。
さて、その24時間営業を始めることになったきっかけなんですが、ある店の和室でランチを注文した瞬間に、目に飛び込んできた、たばこの火で焦げた畳の跡と、醤油がこぼれて汚れている畳のシミだそうです。当然気分の良いものではありません。しかしそこは畳屋さんです。これはチャンスかもしれない!早速、店長に掛け合いました。「この畳は、張り替えないのですか」店長は答えます。「張り替えたいのですが、年中無休でやっているので、張り替える時間がないのです。休みを一日でも取ると、売り上げに影響してくるので、仕方なくこのままになっています。昼間の張り替えは、無理なんです」そこで、辻野社長は考えました。昼間の「逆」は、「裏」は何か、夜中にすべてをやれば、解決するのではないか。しかし、当時、会社の営業時間は9時から17時。そこで、辻野社長は従業員全員を集めてこう訴えました。「今後は24時間営業に変える」
24時間営業に対し、これも当然ながら社内ではかなりの抵抗があったそうです。社内から色々な24時間営業が出来ない理由が出てきます。それに対し、「そこにビジネスチャンスがあるんだ。出来ないと言うな」と押し切って始めたそうです。社長曰く「出来ない」と言ってしまうと思考がどうしても“出来ない”方向に向いてしまうのだそうです。最初に「出来る」と言うと思考が“出来る”方向に向くので具体的に“出来る”様にする方法が出てくるとのこと。
今年も昨年に続き厳しい状況が続くと思います。その中で「出来ない」とばかり考えているとますます何も進まなくなります。「出来る」ことを考えそこから少しでも進んでいくようにしましょう。
http://archive.mag2.com/0000193599/20090708174000000.html
「出来る」ことを考えそこから少しでも進んでいくようにしましょう。
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大晦日の日に「列島縦断LIVE景気回復テレビ」という番組を見ていました。他社と異なった取り組みで業績を上げている企業を取り上げていたのですが、その中に畳の株式会社TTNコーポレーションがありました。
畳市場はピーク時の半分どころか、4分の1ともいわれています。成熟市場から衰退市場に移行したといっても過言でもありません。
件のTTNコーポレーションは5年間で売り上げを5倍に伸ばし、販売枚数で全国トップに立ったそうです。急成長の理由は、国内唯一といわれる24時間営業です。真夜中でも客の指定した時間に畳を引き取り、オートメーション化を進めた工場で畳表を張り替えて朝までに再配達する、というもの。これに年中無休の飲食店などが、営業が終わってから翌朝までに畳を張り替えることができるようになり、注文が次々と増えていったそうです。
さらにダニやカビがつきにくいという「和紙畳」や、耐久性抜群の「樹脂畳」、イタリアのデザイナーも注目の「黒畳」など次々とオリジナルの畳を開発しているそうです。まさに「人の行く裏に道あり、花の山」を地で行っている様な話で、旧態依然の発想を転換させることで、逆境の中でビジネスチャンスを掴むことが出来るのだなと感じました。
さて、その24時間営業を始めることになったきっかけなんですが、ある店の和室でランチを注文した瞬間に、目に飛び込んできた、たばこの火で焦げた畳の跡と、醤油がこぼれて汚れている畳のシミだそうです。当然気分の良いものではありません。しかしそこは畳屋さんです。これはチャンスかもしれない!早速、店長に掛け合いました。「この畳は、張り替えないのですか」店長は答えます。「張り替えたいのですが、年中無休でやっているので、張り替える時間がないのです。休みを一日でも取ると、売り上げに影響してくるので、仕方なくこのままになっています。昼間の張り替えは、無理なんです」そこで、辻野社長は考えました。昼間の「逆」は、「裏」は何か、夜中にすべてをやれば、解決するのではないか。しかし、当時、会社の営業時間は9時から17時。そこで、辻野社長は従業員全員を集めてこう訴えました。「今後は24時間営業に変える」
24時間営業に対し、これも当然ながら社内ではかなりの抵抗があったそうです。社内から色々な24時間営業が出来ない理由が出てきます。それに対し、「そこにビジネスチャンスがあるんだ。出来ないと言うな」と押し切って始めたそうです。社長曰く「出来ない」と言ってしまうと思考がどうしても“出来ない”方向に向いてしまうのだそうです。最初に「出来る」と言うと思考が“出来る”方向に向くので具体的に“出来る”様にする方法が出てくるとのこと。
今年も昨年に続き厳しい状況が続くと思います。その中で「出来ない」とばかり考えているとますます何も進まなくなります。「出来る」ことを考えそこから少しでも進んでいくようにしましょう。
http://archive.mag2.com/0000193599/20090708174000000.html
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