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「破綻──バイオ企業・林原の真実 」

先週は「破綻──バイオ企業・林原の真実 」という本を読んでいました。内容はタイトル通り世界的優良企業「林原」が、なぜ突然破たんしたのかについて元専務の林原 靖氏が会社側の立場から書かれた本です。

実際、典型的研究開発型企業として、トレハロースやインターフェロンの独自技術による実用化に代表されるように、世界的に“オンリーワン”の製品群を持ち、黒字経営を続けていた同社がいきなり会社更生法を申請するというのは摩訶不思議なことで、この本を読んで多少状況は分かりましたが、やっぱりよく分かりませんでした。

要は銀行が追加融資をしなかったので、キャッシュフローが回らずに黒字倒産をしたのですが、メインとサブの中国銀行と住友信託銀行がなぜそういう行動に走ったのか?業績が悪いなら分かるけれど、当時の林原はトレハロースが売れまくっていて、継続的に売り上げも利益も上がっていました。

もう一つは粉飾決済をしており実際は債務超過だったということが言われています。粉飾決済については実際にそういう部分はあった(非上場企業なので経理処理がいい加減)そうですが、それにしても債務超過だったのかどうか?著者は最終的な弁済率が93パーセントであり、そこから考えると債務超過でなかったはず(安い価格で資産を叩き売って借金を返した結果、ほぼ全部借金を返せたのだから、ちゃんとした手順で適正価格で評価すれば借金の額よりも高い額になったはず)、との主張ですが、こういった差し押さえにあった資産は売却時の価格が通常よりもかなり低くなる(不動産投資をする人でそういう競売物件を専門に扱って大きく利益を上げている人もいます)ことを考えると、その主張はあながち外れていないように感じました。

直接自分の仕事にどうこうということはないのですが、会社のあり方や経営としてはいろいろ考えるところがありました。また、大王製紙の井川さんの本でもそうですが、マスコミで報道されている内容と渦中の本人が書いていることは結構乖離しています。この点も、両方の視点から見た状況を比較することが重要だと感じました。これは、仕事でも同様に多方向からの視点は必要だと思います。


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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

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某メーカー研究所に勤めるサラリーマンです。

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