今週の言葉-中谷宇吉郎-
「物事は間違った理屈通りにはいかない」 ?
本質として正しいかどうか、理屈がきちんと通っているかを考えながら仕事しよう!
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今回は知っている人は知っていると思いますが中谷宇吉郎です。私は子供の頃に学研
の学習漫画「コロスケの科学質問箱」で知りました。彼は元北海道大学の先生で雪氷学
の第一人者で世界で初めて人口雪の製造に成功した方です。また、一級の随筆家で、「
雪は天から送られた手紙である」という言葉は有名です(うちの研究室には北大の方は
結構いますよね)。
彼は元々東大で寺田寅彦の弟子として原子物理学を専攻していたのですが、北大に移
ってからは研究テーマを雪に変更しています。最初は気象条件と雪の結晶の関係を調査
していたのですが、その後人工雪を作れないだろうかと考え「人工雪製作装置」を作成
し挑戦します。が、当然ながらなかなかうまく行きません。多くの人が「物事は理屈通
りにいかない」というのに対し、「理屈として正しいのだから絶対にうまく行く」とい
う信念で実験を続けついに1936年3月12日に世界で始めて人工雪を作ることに成功しま
す。その後、この人工雪実験によって、湿度と気温の関係、つまり天空の気象条件によ
って、どのようなかたちの結晶が生まれるのかを明らかにしその相関関係を図にしてい
ます(「中谷ダイヤグラム」)。そこから上述の「雪は天からの手紙である」という言
葉が生まれています。
さて、皆さんが日頃業務をやる中で漫然と作業をやっていませんか?「言われたから
やっている」「何となく子やっている」では、その意味合い・本質を理解して行ってい
るとはいえません。仕事に対してその中身を理解していないと、踏み込んだ仕事は出来
ませんしより改良して発展させていくことが出来ません。何事も起きている現象にはそ
れが解明されているかどうかは別にてちゃんと理屈があるはずです。その理屈通りに行
っていけば正しい結論にたどり着くはずです。要はなぜそうなるのかその理屈をきちん
と考えること、その理屈に従って進めていくことです。もしその理屈が間違っていたら
どこかで辻褄が合わなくなるはずです。その場合は、もう一度正しい理屈を考えてみま
しょう。その様に仮説・検証を繰り返していくことで自分の仕事のレベルが上がってい
くはずです。
本質として正しいかどうか、理屈がきちんと通っているかを考えながら仕事しよう!
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今回は知っている人は知っていると思いますが中谷宇吉郎です。私は子供の頃に学研
の学習漫画「コロスケの科学質問箱」で知りました。彼は元北海道大学の先生で雪氷学
の第一人者で世界で初めて人口雪の製造に成功した方です。また、一級の随筆家で、「
雪は天から送られた手紙である」という言葉は有名です(うちの研究室には北大の方は
結構いますよね)。
彼は元々東大で寺田寅彦の弟子として原子物理学を専攻していたのですが、北大に移
ってからは研究テーマを雪に変更しています。最初は気象条件と雪の結晶の関係を調査
していたのですが、その後人工雪を作れないだろうかと考え「人工雪製作装置」を作成
し挑戦します。が、当然ながらなかなかうまく行きません。多くの人が「物事は理屈通
りにいかない」というのに対し、「理屈として正しいのだから絶対にうまく行く」とい
う信念で実験を続けついに1936年3月12日に世界で始めて人工雪を作ることに成功しま
す。その後、この人工雪実験によって、湿度と気温の関係、つまり天空の気象条件によ
って、どのようなかたちの結晶が生まれるのかを明らかにしその相関関係を図にしてい
ます(「中谷ダイヤグラム」)。そこから上述の「雪は天からの手紙である」という言
葉が生まれています。
さて、皆さんが日頃業務をやる中で漫然と作業をやっていませんか?「言われたから
やっている」「何となく子やっている」では、その意味合い・本質を理解して行ってい
るとはいえません。仕事に対してその中身を理解していないと、踏み込んだ仕事は出来
ませんしより改良して発展させていくことが出来ません。何事も起きている現象にはそ
れが解明されているかどうかは別にてちゃんと理屈があるはずです。その理屈通りに行
っていけば正しい結論にたどり着くはずです。要はなぜそうなるのかその理屈をきちん
と考えること、その理屈に従って進めていくことです。もしその理屈が間違っていたら
どこかで辻褄が合わなくなるはずです。その場合は、もう一度正しい理屈を考えてみま
しょう。その様に仮説・検証を繰り返していくことで自分の仕事のレベルが上がってい
くはずです。
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