今週の言葉-大山泰弘-
「導師は人間の究極の幸せは、人に愛されること、人にほめられること、人の役に立つこと、人から必要とされること、の4つと言われました。働くことによって愛以外の3つの幸せは得られるのだ。私はその愛までも得られると思う。」
一緒に仕事をしている皆が幸せになる為に一人一人が何ができるのか考えてみましょう。
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今回は東京大田区のチョークメーカー「日本理化学工業」会長の大山泰弘氏の言葉です。同社はダストレスチョークという“炭酸カルシウム”(当社は日本で一番の炭カルメーカーです)のチョークを作っている会社です。この会社は知的障害者をたくさん雇用していることで有名な会社で社員72人中54人が知的障害者だそうです。先日10月20日は鳩山首相が訪問したとか。
知的障害者の雇用のきっかけは泰弘氏が入社4年目の時に養護学校の先生が工場を訪ねてきたそうです。最初は、障害を持つ生徒の就職のお願いだったのですが、それを断ったところ実習だけでもさせてくれないかと頼まれました。「ぜひ、1度だけでも会社で働く経験をさせてください。この子達は、施設に入れば一生仕事をすることなく、この世を去ることになるのです。どうかお願いします。だめならすぐ連れ戻しますから。」先生の熱意と、親御さん達の願いにほだされ「たった2人だし、実習程度なら何とかなるか。」(泰弘氏)と受け入れることになりました。やってきた15歳になる2人の少女に用意された実習は、最終工程のラベル貼り。彼女たちは一心不乱にラベルを貼りつづけ、就業のチャイムが鳴り止んでも手を休めることはありませんでした。この様子を見た泰弘氏は、その姿に感動しその年の4月、2人を正社員として迎えました。ここから障害者雇用がスタートします。しばらく後に大山氏は法事で隣に座った禅僧に話の接ぎ穂として「施設にいて3食何とか付きのほうが幸せなのに、どうして彼女たちは毎日、満員電車に乗って会社に来るんでしょう」と尋ねた。「そのお坊さんは『人間の究極の幸せは、愛されること、褒められること、役に立つこと、人に必要とされることの4つです。愛されること以外は、働いてこそ得られます』と言われた。それで気づいたんです。人間の幸せをかなえられるのが会社なら、知的障害者を一人でも多く雇用しようと考えるようになりました」
知的障害者の方々は素直ゆえに成長著しく、中には3,4人のグループのまとめ役をされている方もおられるそうです。また、働けることに幸せを感じているので勤続年数が長くなり、最初に入ったお二人はまだ同社で勤務されているとのこと。働くことの喜びを味わうことで人がどんなに成長するのかを大山氏は身を持って体験したといいます。そして、前述のお坊さんの言葉を受けて以下の文言が同社工場の前の石碑に記されているそうです。
「導師は人間の究極の幸せは、人に愛されること、人にほめられること、人の役に立つこと、人から必要とされること、の4つと言われました。働くことによって愛以外の3つの幸せは得られるのだ。私はその愛までも得られると思う。」
先週は何の為に働くのか?ということを書きましたが、今度は働くことで何を得られるのか?ということです。働くことで喜びや幸せといった人にとって心地良いものがが得られるならば、人はもっと働こうと思うでしょう。いわゆる“良い循環”に入って行くことになります。では、どうやってそういう状態に持っていけばよいのでしょうか?ヤマト運輸が宅急便を始めた当初のエピソードとして、運転手が各家庭に宅急便を届けた際に、直接「ありがとうございます」と言われることで俄然モチベーションが上がったという話があります。そんなことも考えると、上の4つのことは確かにその通りなのでしょう。我々も一緒に仕事をしている皆がハッピーであった方が良いに決まっています。皆がハッピーになる為に一人一人が何ができるのか考えてみましょう。
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一緒に仕事をしている皆が幸せになる為に一人一人が何ができるのか考えてみましょう。
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今回は東京大田区のチョークメーカー「日本理化学工業」会長の大山泰弘氏の言葉です。同社はダストレスチョークという“炭酸カルシウム”(当社は日本で一番の炭カルメーカーです)のチョークを作っている会社です。この会社は知的障害者をたくさん雇用していることで有名な会社で社員72人中54人が知的障害者だそうです。先日10月20日は鳩山首相が訪問したとか。
知的障害者の雇用のきっかけは泰弘氏が入社4年目の時に養護学校の先生が工場を訪ねてきたそうです。最初は、障害を持つ生徒の就職のお願いだったのですが、それを断ったところ実習だけでもさせてくれないかと頼まれました。「ぜひ、1度だけでも会社で働く経験をさせてください。この子達は、施設に入れば一生仕事をすることなく、この世を去ることになるのです。どうかお願いします。だめならすぐ連れ戻しますから。」先生の熱意と、親御さん達の願いにほだされ「たった2人だし、実習程度なら何とかなるか。」(泰弘氏)と受け入れることになりました。やってきた15歳になる2人の少女に用意された実習は、最終工程のラベル貼り。彼女たちは一心不乱にラベルを貼りつづけ、就業のチャイムが鳴り止んでも手を休めることはありませんでした。この様子を見た泰弘氏は、その姿に感動しその年の4月、2人を正社員として迎えました。ここから障害者雇用がスタートします。しばらく後に大山氏は法事で隣に座った禅僧に話の接ぎ穂として「施設にいて3食何とか付きのほうが幸せなのに、どうして彼女たちは毎日、満員電車に乗って会社に来るんでしょう」と尋ねた。「そのお坊さんは『人間の究極の幸せは、愛されること、褒められること、役に立つこと、人に必要とされることの4つです。愛されること以外は、働いてこそ得られます』と言われた。それで気づいたんです。人間の幸せをかなえられるのが会社なら、知的障害者を一人でも多く雇用しようと考えるようになりました」
知的障害者の方々は素直ゆえに成長著しく、中には3,4人のグループのまとめ役をされている方もおられるそうです。また、働けることに幸せを感じているので勤続年数が長くなり、最初に入ったお二人はまだ同社で勤務されているとのこと。働くことの喜びを味わうことで人がどんなに成長するのかを大山氏は身を持って体験したといいます。そして、前述のお坊さんの言葉を受けて以下の文言が同社工場の前の石碑に記されているそうです。
「導師は人間の究極の幸せは、人に愛されること、人にほめられること、人の役に立つこと、人から必要とされること、の4つと言われました。働くことによって愛以外の3つの幸せは得られるのだ。私はその愛までも得られると思う。」
先週は何の為に働くのか?ということを書きましたが、今度は働くことで何を得られるのか?ということです。働くことで喜びや幸せといった人にとって心地良いものがが得られるならば、人はもっと働こうと思うでしょう。いわゆる“良い循環”に入って行くことになります。では、どうやってそういう状態に持っていけばよいのでしょうか?ヤマト運輸が宅急便を始めた当初のエピソードとして、運転手が各家庭に宅急便を届けた際に、直接「ありがとうございます」と言われることで俄然モチベーションが上がったという話があります。そんなことも考えると、上の4つのことは確かにその通りなのでしょう。我々も一緒に仕事をしている皆がハッピーであった方が良いに決まっています。皆がハッピーになる為に一人一人が何ができるのか考えてみましょう。
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